COLUMN
コラム
- 2022/07/21
- 小規模事業者持続化補助金vol.3|政策加点審査とは?
小規模事業者持続化補助金とは?
小規模事業者持続化補助金は、 小規模事業者が行う販路開拓や生産性向上などにかかる経費の一部を国から支援する制度 です。
詳しくは、当サイトのコチラ☞【小規模事業者持続化補助金の紹介ページ】をご参照ください。
補助金には審査がある!?
補助金は助成金とは違い、必ず審査が行われます。
審査をクリアするためには、事前に審査についての概要を理解しておくことが必要です。
小規模事業者持続化補助金は、 「基礎審査」「書面加点審査」「政策加点審査」の3つの審査基準 があります。
今回は、小規模事業者持続化補助金の「政策加点審査」についてご紹介していきます。
政策加点審査は、一つでも多くの加点を申請することができれば、審査上とても有利になります。
9つの政策加点
小規模事業者持続化補助金の9次締め切り分から、政策加点の種類は全部で9つになりました。
①パワーアップ型加点 ②赤字賃上げ加点 ③経営力向上計画加点 ④電子申請加点 ⑤事業承継加点 ⑥東日本大震災加点 ⑦過疎地域加点 ⑧災害加点 ⑨事業環境変化加点
上記のそれぞれの政策加点は、申請するためのハードルに違いがあります。
事業者様の状況によるとは思いますが、おおむね以下のようなイメージです。
ハードルが低め
①パワーアップ型加点、⑨事業環境変化加点 → 事業計画に条件や内容等を示せば申請可能
④電子申請加点 → GビズIDプライムを取得し、電子申請すれば申請可能
ハードルがやや高い
③経営力向上計画加点、⑤事業承継加点 → 申請前にあらかじめ手続きが必要で時間を要する
限られた条件に一致しないと申請不可
②赤字賃上げ加点 → 賃金引上げ枠で応募する場合しか申請できない
⑥東日本大震災加点、⑦過疎地域加点、⑧災害加点 → 一定の地域限定のため地域外の場合は申請できない
狙い目の政策加点
ハードルが低めである、①パワーアップ型加点、④電子申請加点、⑨事業環境変化加点の3つはぜひ狙っていきたい加点です。
この狙い目の3つの加点内容についてご紹介します。
①パワーアップ型加点
<要件>
以下の①または②についての取組みを行う事業者が対象です。
①地域資源型:地域資源等を活用し、良いモノ・サービスを高く提供し、付加価値向上を図るため、地域外への販売や新規事業の立ち上げを行う計画
②地域コミュニティ型:地域の課題解決や暮らしの実需に応えるサービスを提供する小規模事業者による、地域内の需要喚起を目的とした取組等を行う計画
<必要な手続>
・「経営計画書」(様式2)の「政策加点の付与を希望する」「パワーアップ型加点」欄にチェック。
・「経営計画書」(様式2)のパワーアップ型加点欄に上記の取組を行う計画を記載。
④電子申請加点
<要件>
補助金申請システム(名称:J グランツ)を用いて電子申請を行った事業者に対して、採択審査時に政策的観点から加点(=電子申請加点)を行います。
<必要な手続>
電子申請には、GビズIDプライムを取得する必要があります。
GビズIDプライムは、上記のサイトから手続きを行い、書類(申請書と印鑑登録証明)を郵送します。
書類の郵送から取得まで約1~2週間程で完了します。
⑨事業環境変化加点
<要件>
ウクライナ情勢や原油価格、LP ガス価格等の高騰によ る 影響を受けている事業者 に対して、採択審査時に政策的観点から加点(= 事業環境変化加点 )を行います。
<必要な手続>
・「経営計画書」(様式2)の「政策加点の付与を希望する」「 事業環境変化加点 」欄にチェック。
・「 経営計画書 」 (様式2)に物価高騰等の影響を受けている内容を記載 。
物価高騰等の影響を受けているとは、例えば、物価高騰により資材や材料などの仕入れ価格が高騰しているといった内容を具体的に記載することで要件を満たすと考えられます。
さいごに
以上、今回のコラムでは小規模事業者持続化補助金の政策加点審査をご紹介しました。
政策加点審査は、一つでも多くの加点を申請することができれば、審査上とても有利になります。
シパーズでは、小規模事業者持続化補助金について、これまでに多数の事業者様の申請サポートを行っております。
申請についてのご相談などどのようなことでもお気軽にお問合せください!