COLUMN
コラム
- 2022/07/19
- 小規模事業者持続化補助金vol.2|書面加点審査とは?
小規模事業者持続化補助金とは?
小規模事業者持続化補助金は、 小規模事業者が行う販路開拓や生産性向上などにかかる経費の一部を国から支援する制度 です。
詳しくは、当サイトのコチラ☞【小規模事業者持続化補助金の紹介ページ】をご参照ください。
補助金には審査がある!?
補助金は助成金とは違い、必ず審査が行われます。
審査をクリアするためには、事前に審査についての概要を理解しておくことが必要です。
小規模事業者持続化補助金は、 「基礎審査」「書面加点審査」「政策加点審査」の3つの審査基準 があります。
今回は、小規模事業者持続化補助金の「書面加点審査」についてご紹介していきます。
持続化補助金の公式HPはコチラ
書面加点審査のポイント
書面加点審査において、高い評価を得るためのポイントは3つあると考えられます・
1.審査項目を漏れなく全て満たすこと2.分かりやすく見栄えの良い内容にすること
3.ストーリー性のある内容になっていること
上記の3つのうち、一番重要なのは、「1の審査項目を漏れなく全て網羅するように記載しているかどうか?」です。
そして、審査項目の内容を審査員に理解して貰うために、「文章だけでなく写真や図表等を使って分かりやすく記載しているか?」も大事です。
更に、補助金の必要性を示すために、「今後の経営方針・目標を達成するために、今回の補助申請経費が必要である」というストーリー性を示すことも審査上加点要素になってきます。
4つの審査項目
一番重要である4つの審査項目を具体的に見ていきましょう。
公募要領には、4つの経営計画書・補助事業計画書について、以下の項目に基づき加点審査を行い、総合的な評価が高いものから順に採択されると記載があります。
①自社の経営状況分析の妥当性・自社の経営状況を適切に把握し、自社の製品・サービスや自社の強みも適切に把握しているか。
ここでは、自社の強みを説明する以外にも、創業の経緯や経営者の想い等を記載することが望ましいです。また文章だけでなく経営者・従業員や事業所の様子が分かる写真を掲載したほうが見栄えが良くなります。
②経営方針・目標と今後のプランの適切性・経営方針・目標と今後のプランは、自社の強みを踏まえているか。また対象とする市場(商圏)の特性を踏まえているか。
ここでは、3年~5年後といった中長期的な計画を定性的・定量的な内容の両面から記載することが望ましいです。また自社の強みや市場の機会を捉えていることを分かりやすく記載しましょう。
例えば、「誰に・何を・どのように・効果」といった観点で記載すると分かりやすい内容になります。
③補助事業の有効性・補助事業計画は具体的で、小規模事業者にとって実現可能性の高いものになっているか。
・地道な販路開拓を目指すものとして、経営計画の今後方針・目標を達成するために必要かつ有効なものか。
・小規模事業者ならではの創意工夫の特徴があるか。
・ITを有効に活用する取組みが見られるか。
ここでは、補助事業計画が「絵にかいた餅のような実現困難な内容になっていないか?」ということを審査されます。企業の実情に応じた具体的な取組であるかが大事です。
また、「オリジナリティのある独自の取組みであるか?」や「販路開拓や業務効率化のためにITを有効活用できているか?」といった内容が審査上加点となります。
④積算の透明・適切性・補助事業計画に合致した事業実施に必要なものとなっているか。
・事業費の計上・積算が正確・明確で、真に必要な金額が計上されているか。
ここでは、「申請する経費が補助事業計画に本当に必要なものか?」といった内容が審査されます。例えば、経営計画書には、自社が抱える経営課題に対し、補助事業を実施することで解決できるといった内容を記載することが望ましいです。
また、補助事業計画書では、「申請する経費が補助対象経費に該当しているか?」、「機械装置等費や広報費など正しい経費分類で計上しているか?」、「金額に誤りは無いか?」などの経費明細についての正しい理解・正確性が求められます。
さいごに
以上、今回のコラムでは小規模事業者持続化補助金の書面加点審査をご紹介しました。
次回は、政策加点審査についてご紹介したいと思います。
シパーズでは、小規模事業者持続化補助金について、これまでに多数の事業者様の申請サポートを行っております。
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